成績が伸びない人に共通する学習習慣3選
こんにちは。いよいよセンター試験が終わり本格的な受験シーズンが始まりました。
浪人生・3年生にはぜひ悔いのない受験をしてもらいたいと思います。
現2年生、1年生にとっても大学受験を見据えて早めに受験勉強に取り掛かるに越したことはないでしょう。
しかし、同じ時期に取り組み始めた勉強でも結果が出る人もいればそうでない人もいます。
一般的には成功者の経験だけが注目されがちです。
実際本屋の参考書の見出しも成功体験に基づくものばかりですよね。
しかし、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
肥前国第9代平戸藩主、松浦清の言葉とされるこの一節にあるように、
失敗にこそ普遍性や教訓があるものです。
そこで、今回はこれまでにうまくいかない学習パターン3つをまとめましたので、自分がそれに当てはまっていないか考えてみてください。
当てはまっている場合でも、今から改善できれば大丈夫ですので安心してください。
むしろ、私も含めて経験があるはずです。
単語帳を眺めているだけで学習時間にカウントしている。
これをやっている学生は本当に多いです。「なにもしないよりはまし」と言えばそれまでですが、より質の高い学習をする上ではこのやり方は改善するべきです。
改善点 ①暗記に関しては五感の多くを使うことが有効です。
手を動かす、声を出す(音読)
これらはすぐにでもできると思いますので、使い捨てのルーズリーフを用意して書き殴りましょう。
そうすることで、その時間に自分が勉強した形跡が可視化されますので達成感も生まれます。
それに、書き殴った後のルーズリーフはなかなか壮観です。ストレス発散!笑
勉強を習慣にするには達成感は重要です。
②ルーズリーフにわからない単語を書き出して机の上に置いておく。
もう一つの提案は反復です。つまり英単語の暗記だけに時間を使わずに、はじめに覚えなければならないものとしてルーズリーフに単語と意味を書き出しましょう。
目安は多くても20~30個にしておきましょう。
これは書き殴らずに丁寧に見やすさを重視してください。これを机のどこかに常に置くようにします。常に視界に入るようにしておくということです。
そして、他の勉強の合間や一息つく度に見直すようにしましょう。
こうすることで、「単語を覚えるために、単語帳を取り出す」作業が短縮されますね。
それに。一つのものを長く続けると集中力も低下しますし、脳が煮詰まっていしまいます。
勉強時間が短い人はこのパターンが多いように思います。
少しでも集中力が落ちたなと思ったら、スマホをいじるのではなく、他の教科に切り替えましょう。
この勉強法については、より詳細に別の記事でまとめようと思います。
「完璧」という言葉を使いたがる。
これも本当に多いですね。特に普段勉強しない生徒がよく使います。
1 そもそもやらなければならない全体像が見えていない。
2 1つの単元に執着してしまい、最後まで終わらせることができない。
成果のでない生徒に共通するのは、自分のやり方に固執してしまい、
目標としている試験や入試に求められている傾向や範囲を見ないことです。
改善点
1 7割程度にとどめて、どんどん先の単元に進むべき。
現行のセンター試験なんかが典型ですが、一つの単元が完璧なことよりすべての単元で
7割くらい理解している受験生が高得点を取りますね。
人間の脳みそは、睡眠活動を通して記憶を編集しています。
それは、勉強に限らず日々の楽しかったこと、苦しかったこと すべてです。
それがあるから健全な精神で毎日を送れているわけですね。
これが通用するのはせいぜい学校の定期試験まででしょう。
そういう生徒の多くは試験が終わるとともに記憶が抜けていってますから、
「完璧」といったあの言葉はどこに行ったのでしょうか。
まあ、その記憶自体が抜けてしまっているので困ったものです。
勉強机に座ってから何をやろうか考えている。
これは某予備校が生徒に対してアンケートを取った結果、成績が上がった生徒に共通する習慣として注目されています。
机に向かってから何をやろうとかと悩んでいる人は多いと思いますが、この状況を分析すると
1.明確な目標もなく漠然と学習に取り組んでいる状態
2.その日のゴールが設定できていないので、日々の勉強に達成感がない。
となります。
そもそもなにをやろうと考えている 時点で時間を浪費していますし、浮ついた気持ちの時には周りの誘惑に気を取られがちです。
結果、たいして身の入らない学習が習慣となってしまいます。
一番厄介なのは中身のない勉強をしているにも関わらず、自分でそれを受け入れられず
に周囲の大人(親 教師)との関係が悪化することです。
大人から見れば、子供の勉強の非効率さを指摘するのは容易ですが、
その時に中身の伴わない勉強を「〇時間勉強したもん」と自己弁護の道具としてしまうことですね。
そうするともう学習の本来の目的よりも怒られないための学習習慣だけが身についてきてしまいます。
当然、試験でよい結果など望めません。
それは、自分自身を偽っていることにもなります。
改善点
何も難しいことはなく、日中の授業のなかで、できなかったこと、復習が必要だなと感じたことを留めておきましょう。
その際に、単元名の括りで考えましょう。
「世界史がやばい」>「中国史がやばい」>「中国史の唐がやばい」
一日にできる勉強量は限られますから、できもしない量を想定すると気持ちがなえてしまいますよね。無理はだめです。
それが見えたら、それを解決するために開かなければならない教材は何かを考えましょう。
教科書ですか?ノートですか?参考書ですか?
ここまで具体的であれば家で机に座ってから無駄な時間は無くなりますね。
それに、それが解消するのがその日のゴールです。早く終わらせて寝ましょう。
まとめ
眺めているだけの目的もゴールもない勉強でそのくせ完璧を目指すという
到底できもしない状況を自覚できていない。
↓
その日のゴールを具体的に決めて、五感をフルに使い、勉強の形跡を可視化できるようにする。7割程度覚えられたら上出来ぐらいの余裕を持つ。一つの単元にとらわれずに先に進む。そして2周目に残りをさらっていくようにする。
どうでしょうか。皆さん当てはまることがありましたか。
書いている私自身全部当てはまっていました。笑
しかし、できない自分を客観視して分析することで、本当に勉強しなければならないタイミングでスイッチ入れることが容易になります。
それと、冒頭でも述べましたが、「改善点」については私の成功体験をもとにしていますから普遍性はありません。
たまたまそういうやり方が私にはあっていて良い結果が出た。
という程度で参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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