【出イスラエル記】イスラエル出国でトラブりまくった結果、障がい者認定された話。
こんにちは。小野Tです。
さて、何度かに分けてお伝えしてきたイスラエル旅行記もこの記事で一旦ラスト。
各宗教の聖地を巡っては色々やらかしましたが、なんだかんだでイェルサレム最高!
と多くの思い出を胸にベングリオン空港へ。
案の定トラブる。
さてまずは出国の手続き。
荷物はバックパックひとつなので預けずに持ち込むことに。
パスポートコントロールにて空港職員とのやり取り
( ´Д`)y<日本人か・・・。お前は何しにこの国に来たんだ?
こんな質問出国の時にするのか?と疑問に思いつつテンプレ通りの回答。
╰(*´︶`*)╯♡<sightseeing
もう、これ以上でも以下でもないわな。
しかし、ここから雲行きが怪しく・・・。
(・Д・)<んな訳あるかい!宗教に無関心な日本人がこんなところに来るのはおかしい!通すわけにはいかん!
あれ???急展開すぎん??
間髪おかずに荷物を没収され、別室へ。
ここで10年たった今、私なりに状況を分析してみました。
イスラエルにおける日本人の信用のなさ
理由(1)宗教に無関心である日本人というイメージが浸透している。
イェルサレムは言わずもがな3つの宗教の聖地。そんなところに日本人が来る理由がない。観光?なめんなよって感じでしょうか。
(2)かつて日本赤軍による空港占拠事件があった。
実はこれが結構効いてるのではないかと予想。
時は1972年、70年安保闘争の激動の時代を迎えた日本で結成された日本赤軍の幹部奥平剛士らによって引き起こされた空港内での乱射事件。26人死亡、73人が重軽症を負ったそうな。
余談ですが、私の両親は70年安保闘争の時に出会ったそうです。
初めてのデートが警察に火炎瓶を一緒に投げたことだと嬉しそうに話してます。笑
詳しくはこちらから。
別室に呼ばれて・・・
さて、友人と別の部屋に移された後のこと。
何枚かの書類を記入するよう言われる。
その中の一枚がイェルサレムでの滞在中の行動記録。1時間おきにどこにいたか書けと。
むむっ!これは私と友人の行動履歴を照らし合わせて不審な行動がないか判断するのだな。違いねぇ!
その手にゃのらねぇよ!!
・・・。
ヤベェ、ホテルの名前が思い出せねぇ。
もっと言えば訪れた先の嘆きの壁とか聖墳墓教会とか英語でなんて書けばいいのよ!!
まずいな。ガイドブックは没収されたバックパックの中だし携帯はネット繋がってないし調べる手段がない。
冷や汗が止まらねぇ。しかし、このまま白紙で出すのが最もまずい・・・。
テンパった私が書いた内容は・・・。
毎度便所の落書きレベルですいません。
到着以来ずっと寝てましたで押し通す予定。(ベッキー風)
いや、なんでこんなふざけたことを書いたのかは聞かれても困ります。
自分でも謎すぎるので。
当時の雰囲気として、不明な点を突っ込まれるより、寝てましたのほうがまだましと判断したのでしょう。
しばらくして担当の者に渡す。渡した瞬間にキレられる。
これは長引きそうだ・・・・。
なぞの拷問始まる
ここから担当は空港職員から警察官へ。
怖えぇぇよぉぉ。
そして、服屋の試着室のやや広いぐらいの密室へ移される。
こ、これは・・・。
身ぐるみ剥がされてケツの穴まで調べられるやつでは・・・。
ちょっと興奮。そんなの恥ずかしいですぅ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)
その警官による執拗な持ち物検査と身体検査。
と言っても脱がされるとかではなく衣服の上からポンポンってね。
もちろん怪しいものはありません。
すると、何やら黒い棒の先端にワタのようなふわふわとしたもので私の身体中をポンポン叩き始める。
ん?なんだこれは。
その様子は一言で言えば猫じゃらしで遊ばれてる感じ
これ、意味ある??
しかし、警官は至って真剣な表情。
まあ、こんなので疑惑が晴れるなら好きなだけどうぞ。
・・・
・・・・・
・・・・・・・
ちょ、くすぐったいんですが。www
執拗に首元をポンポンしてくるもんで徐々に私の「くすぐられメーター」が上昇。
元々くすぐりにはめっぽう弱いんですよ。
そして発狂
しつこい首責めに次第に体がよじれだす。
ちょっと、、、
ちょ、、
ちょwwwww
ち
(;゚;ж;゚; )ブッ
(゚∀゚≡゚∀゚)<プワヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャWwwwwwwwwww
と,たまりたまった我慢が爆発し床に崩れ落ちる。
ヒィヒィっwwwww
もう無理www
とひとしきり笑い転げた後、冷静になり警察官の顔を見上げる。
まさにゴミを見るような目でこちらを見ている。
やっちまったか。
しばらくの沈黙ののち、なすすべなく下を向いていると
警察官が空港の職員に事情を説明し始める。
内容は不明だが、首を傾げ、表情も険しい。
逮捕・・・ですかね????
なぜか急に優しくなる職員
何かを伝えられた空港職員は大きなため息をつくとこちらに近づいてきた。
立て、ついてこい。
そんなジェスチャーをし、こちらの反応を見るともなく歩き始める。
急いでサンダルを履き、後ろをくっついて歩く。
そのまま空港のロビーまで連れていかれ、没収された荷物も返される。
これは、許されたのか・・・。
だったら、、、
( ´Д`)<すいませんの一言くらい言えや!!!!
という怒りは置いといて、
再び職員のついて来いのジェスチャーに従い、歩き出す。
一般客のセキュリティーチェックを横目に奥へと進む。
このまま警察に連れて行かれるのか、不安な気持ちが高まる。
しかし、どうも様子がおかしくて、一般客がパスポートコントロールで並ぶすぐ横をすいすいと進んでいってる感じ。
例えるならディズニーのシングルライダー!
そしてついに職員が立ち止まる。表情は相変わらず険しい。
しかし、何をいうでもなく黙って進めのジェスチャー。
目の前にあるのは・・・搭乗ゲート!!!
なんということでしょう。実は優しかった警察&空港職員。
すっかり機嫌も良くなり笑顔で職員にサンキューといい進み始める。
そしてゲートをくぐる一歩目を踏み出そうとしたとき、ふと上を見上げると。
これまでの不可思議な対応の全てがつながるのです。
ゲートの上には
「Disorder Only」(障がい者専用)
っておーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(# ゚Д゚)<だーれーが障がい者じゃ!!!
と憤りの気持ちがこみ上げるもここはおとなしく機内に乗り込む。
一般客が乗るよりも先に優先的に座席へ案内される。
それから、しばらくの間さっき起きた出来事を一つ一つ思い返してみる。
・ろくに英語が話せない。
・到着以来ずっと寝てましたと言い張っている。
・身体検査中に突然笑い転げる。
うーーーーん。納得。笑
ということで、イスラエル出国時のトラブルの話でした。
ネットとかでほかの旅行者の話を見てみると、基本的にはスムーズに出国できるようですが、何か不審がられることがあるととことんめんどくさいのがイスラエルの出国との評判のようです。
ということで、何度かに分けてお話ししたイスラエルの馬鹿話もとりあえず思い出せるものは以上ですかね。正直、これほど中身の濃い数日を過ごした旅はほかにありません。
悔やまれるのは当時もっていたカメラの性能が悪くて写真としてあまり残っていないことですね。
ぜひ、コロナが収束したらもう一度行ってみたい国です。
過去の記事を載せておきますのでまだ読んでない人はぜひ。
イスラームの聖地の話
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↓キリスト教の聖地
ユダヤ教の聖地の話。
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聖地巡礼の話はこちらをどうぞ。
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