【俺はマレーシア人じゃねぇ!】イェルサレム〜岩のドームとボールペンの話〜

こんにちは!小野Tです。

 

さて、今回は10年前に訪れたイスラエルはイェルサレムのお話の続きです。

 

今回はイスラーム教の聖地岩のドームに行った時の話です。 

 

以前に書いたユダヤ・キリスト教の聖地での記事もぜひお読みください。

 

www.photravel.onotaka1986.com

 

 

 

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それでは、話を始めましょう。

 

 

 

 

岩のドームって?

 

 

イェルサレムにあるイスラーム教の聖地です。この「岩」とはユダヤ・キリスト・イスラーム3兄弟全ての宗教にとって神聖なものだそうです。

 

そして、預言者ムハンマドがこの地で昇天したとの話。

 

ムハンマドはある夜、メッカからイェルサレムまで、天馬ブラークに乗って旅をし、そこから天にのぼって神の声を聞き、その玉座の前にひれ伏したという。天に昇るときに足をかけた石が、ドームに覆われている聖石であり、その表面にはムハンマドの足跡が残っていると信じられている。この伝承によってイェルサレムはイスラーム教徒にとって、メッカ、メディナにつぐ第三の聖地と定められた。アブド=アルマリクによる岩のドームの建設は、カリフの権威を高めるだけでなく、信仰の新しい中心を生み出す役割も果たした。【コーラン第17節】

 

だそうです。

 

実際に建設されたのはさらにその後のウマイヤ朝時代で、きれいに貼られたタイルはあのオスマン帝国の建築家ミマール=スィナンが張り替えたそうです。

 

 

というわけで行ってみた。

 

 

岩のドーム

 

さて、この1枚しか写真が残っていないのですがこのなんでもない写真ですがこれを撮るまでには色々トラブルがあったのです。

 

そもそも、イェルサレムを訪れた数日前に隣国のレバノンとの間でちょっとした軍事衝突があったそうです。

 

当時聞いた話では、軍事境界線にあった木の葉が落ちたのを爆弾を投げてきたと勘違いして発砲したそうです。(泊まったホテルの主人談)

 

 

そんな嘘みたいなことが日常的に起こる場所。それが中東地域。

 

しびれるーー( ◠‿◠ )♪

 

岩のドーム前に検問が設置される

 

ということで普段はイスラム教徒以外も入れる岩のドーム前に検問が設置されたわけです。

 

その様子を見て半ば諦め気味ではあったのですが、せっかく来たしなとダメもとでその検問の列に並ぶことに。

 

前方の様子を伺う。

 

 

・・・。

 

 

状況としては武装した警官が一人一人の荷物と簡単な会話を交わして許可を出している模様。

 

しかし、中には顔を合わせた途端に追い返される人も多数。

 

 

基準がわからん(・Д・)

 

 

しかし、考えるまでもなく日本人の我々に許可など出るわけもなく。

 

とか考えているうちについに我々の番に・・・。

 

まずは私から。

 

警官と目が合う。

 

足元から舐めるように全体を見回す。

 

手に持った銃器が怖い・・・。

 

 

 

 

 

(*☻-☻*)<OK!come in!

 

 

 

 

 

 

おっ!おおおおおおおおお!!!????

 

 

なぜ!?

 

 

と思いつつも怖いので何も言わずに通過する。

 

 

少しすぎたところで友人の検閲の様子を見守ることに。

 

 

(*☻-☻*)<お前は日本人だろ!!イスラーム教徒以外はだめだ!帰れ!

 

 

 

即行で追い返される友人。

 

 

んんんンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン????

 

 

あれあれーーおっかしぃなー(コナン風)

 

 

僕も日本人なんだけどなー。

 

とここで友人を置いて一人で行くか戻るかの葛藤がありましたがとりあえず検閲官のところに行くことに。

 

 

怖えー。

 

 

とりあえず挑発と取られないように穏やかに爽やかに理由を聞いてみた。

 

 

「どうして彼はダメなんだい?」

 

 

(*☻-☻*)<ん?なんだこいつはお前の友人か?だったらちゃんと説明しておけ。今はイスラム教徒以外は入れないってな!!

 

 

いや、ですから私も・・・。

 

 

(*☻-☻*)<いいか。俺はなぁ顔を見ただけで国籍とムスリムかどうかが見分けられるんだ。お前のようなマレーシアンは最近よくここを訪れるんだ。しかし、こいつは日本人だ。日本人にここの神聖さなんか理解できない。そういうことだ!

 

 

あー。そういうことですかー。

 

えー確かに以前からお前の顔はオセアニアだとか言われたことはありましたよ。

 

それがこんなところで吉と出るなんて。。。

 

なんか悔しいっっ!!

 

と軽くイラッとした私は自分が日本人であることをカミングアウト。

 

 

しかし、全く信じてもらえず。笑

 

その後お互いにちょっと感情的になりつつ軽く口喧嘩。

 

しかし、その内容は

 

 

「ふざけんな!俺は日本人だ!」

 

(*☻-☻*)<嘘つけ!少なくとも親戚の誰かがマレーシア人だろ!

 

 

 

いねぇぇぇよ!一族全員福島県民だわ!!怒

 

 

 

(*☻-☻*)<もうお前のことはどうでもいい。これ以上抵抗するならこちらにも考えがある。

 

 

と恐喝気味に言われたものの、こちらも収まらず。

 

 

「俺たち日本人がトラブルなんか起こすわけないだろ!日本人の俺を通したんだから友人も通さんかい!」

 

思い出してみても若干暴走気味に食ってかかってたなと。

 

 

救世主現る

 

そんなラチのあかない状況が急変。

 

(*☻-☻*)<おい!お前が日本人だとすると、お前の胸ポケットにあるボールペンは日本製のものか!?

 

あああ?こいつ何いってやがんだ。話を逸らすんじゃねぇ。

 

(*☻-☻*)<おいどうなんだ!?もしそうならそのボールペンをくれ!頼む!

 

この日、夕方の便でエジプトに戻る予定だったので書類記入のために入れていたボールペン。

 

たぶんダイソーのやつだったと思う。

 

とりあえずボールペン程度でこの事態が収まるなら安いもの。

 

ボールペンを男に渡すと、ルンルンで友人を通す検閲官。

 

訳がわからん・・・。

 

 

こうして友人と共に岩のドームの中へ。

 

中のことはほとんど覚えてねぇっす。笑

 

空港にて

 

その後、お土産を色々物色しつつ、なくなったボールペンを代わりに買ってから空港へ。

 

 

ここで、衝撃の事実が発覚。

 

 

出国書類に記入をする。

 

 

 

ONO TAKAH・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

あれ??

 

 

 

 

もうインクが詰まりやがった!!!!

 

 

 

 

なるほど、この辺りのボールペンはまともに使えないから日本製をあれほどまでに欲しがったのか。

 

 

 

納得( ◠‿◠ )♪

 

 

ということで、岩のドームを訪れたときのお話でした。

 

皆さんも、旅の際には日本製のボールペンを持ってると何かと交渉がうまく行くことが多いです。

 

似たようなことがインドで何度かありましたし。ぜひ。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

【俺はマレーシア人じゃねぇ!】イェルサレム〜岩のドームとボールペンの話〜” に対して4件のコメントがあります。

  1. tpmedia より:

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  2. miiy_430 より:

    え、謎😂 すき笑

  3. 田村樹 より:

    チャコペンは喜ばれますか?

    1. onoyaka より:

      チャコペンですか・・・。
      日本製ならダイジョブだと思いますよ。

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